フリーフォントを安全にダウンロードできる場所
フォントをダウンロードするページを見ていたら、ウイルスに感染したというメッセージが出てきた。放っておいていいのか。そんな質問が Yahoo!知恵袋にあります。レビューが見つからない海外のフォントサイトが安全かどうかを尋ねる質問もあります。同じフォントでも、どこから入手するかで安心度は大きく変わります。公式の配布元はどこか、再配布サイトで何が起きるのか、入手する前に何を見ればよいのかを順に整理しました。
ウイルスに感染しているというメッセージが出て来ました
2024年5月、フォントのダウンロードページを見ていて警告が出たという質問
フリーフォントを入手するときの心配は、だいたい2つです。ファイルそのものが安全か、そしてそのフォントを本当に使ってよいのか。どちらも、フォントを作った人や会社が自分で公開している場所、つまり公式の配布元から入手すれば解決に近づきます。
フリーフォントの公式配布元はどこか
| 配布元 | どんな場所か | 入手するときに見ること |
|---|---|---|
| Google Fonts (fonts.google.com) | Google が運営する公開フォント集。Noto Sans JP やモリサワの BIZ UDPゴシックなど日本語フォントもある | フォントごとにライセンスファイルがあり、ほとんどが SIL OFL 1.1 |
| 作者・メーカーの公式サイト | たぬきフォントのように、作った人が自分のサイトで配布している場所 | 利用条件と注意事項が同じページか同梱の readme にある |
| 再配布サイト・まとめサイト | いろいろなフォントファイルを集めて、別の場所から配っているサイト | 誰が置いたファイルか、元のライセンスが何かがわかりにくい |
Google Fonts は GitHub で公開しているリポジトリの説明で、収録フォントのほとんどが SIL Open Font License 1.1、一部が Apache 2.0 を使っていると書き、使うフォントごとに必ずライセンスを読むよう呼びかけています。フォントのフォルダーごとにライセンスファイルが入っています。
作者の公式サイトは、ファイルと利用条件が一か所にそろっています。たとえば『たぬき油性マジック』の配布ページには、商用でも無料で使えることと、一部に注意事項と禁止事項があるのでよく確認してほしいことが書かれ、詳しい条件はフォントに付いた readme.txt を見るよう案内されています。
再配布サイトの2つの危険
1. フォントではないものが混ざる、偽の警告が出る
冒頭の質問のように、フォントのページを見ているだけでウイルス感染の警告が出ることがあります。こうした画面のボタンは押さず、タブを閉じるのが基本です。フォントは普通 .ttf や .otf のファイルで届き、複数のウエイトをまとめた .zip のこともあります。解凍したら .exe のようなインストーラーが入っていた、フォントを入手するには拡張機能を入れるよう言われた、という場合はそこで止めましょう。
2. ライセンスが抜けている、有料フォントが無料のように出回る
もっとよくあるのはこちらです。別の場所に置き直されたファイルからは、元のライセンス文書が抜けていたり、作者がもう直した古い版のままだったりします。商用利用はできてもロゴや改変、埋め込みを別に制限しているフォントもあるので、ライセンス文書がないと条件を確かめようがありません。知恵袋には、レビューが見つからない海外のフォントサイトからダウンロードして大丈夫かという質問もありました。迷ったら、そのサイトではなくフォント名で作者を探しにいくほうが確実です。
どこまでの使い方が許されるかを、この記事で判断することはしません。基準になるのは、そのフォントの公式ライセンスの原文です。
ダウンロードする前の確認手順
- 公式ページは、たいてい作者のドメインかメーカーのサイト、または作者本人のリポジトリです。
- 同僚からフォントを受け取ったときは、ファイルよりも先に入手元のアドレスを聞いておきます。
- ライセンス文書はフォントと同じフォルダーに置いておくと、印刷所や取引先に見せるときに困りません。
EZPZ のフォント検索はファイルを配布しない
EZPZ のフォント検索の一覧には、商用利用できる無料フォントが2,500書体以上あります。日本語約270、韓国語約900、中国語25、欧文約1,380書体で、Google Fonts、noonnu、各メーカーの公式ページから集めました。左の絞り込みで価格を「商用無料」だけにすると、有料フォントと Mac・Windows に入っているフォントが一覧から外れます。

フォントを押して開く詳細画面でも、このサイトはファイルを渡しません。作者が配布しているフォントには「公式ページで入手」ボタンがあり、押すと作者のページが開きます。作者がファイルのアドレスを公開しているフォントには「公式ファイルをダウンロード」ボタンもあり、その場合もファイルは制作者のサーバーから直接届きます。配布元のアドレスとライセンスの名前も一緒に表示されます。

Google Fonts にあるフォントには「すべての太さをダウンロード(ZIP)」ボタンが出ます。ファイルは Google Fonts のサーバーから直接受け取り、ブラウザーの中で ZIP にまとめます。ライセンスファイルも一緒に入ります。どちらの場合も、使う前に公式ページでライセンスを確認するよう案内しています。
商用で使えるフォントの選び方は商用利用できる無料フォントの選び方に、画像に写ったフォントの名前を調べる方法は画像からフォントを探す方法にまとめました。
Google Fonts は Google LLC の商標です。この記事に出てくるたぬきフォント、モリサワ、noonnu と EZPZ File に提携関係はありません。
よくある質問
- フォントのページでウイルス感染の警告が出ました。放っておいて大丈夫ですか?
- 警告画面のボタンは押さず、タブを閉じてください。何かをインストールするよう求められても従わないことです。フォントそのものは作者の公式ページから入手し直しましょう。(出典: Yahoo!知恵袋)
- 知らない海外のフォントサイトからダウンロードしても安全ですか?
- そのサイトがフォントの作者でないなら、ファイルの出どころや元のライセンスがわかりにくくなります。フォント名で作者やメーカーを調べ、公式ページから入手するほうが確実です。(出典: Yahoo!知恵袋)
- フォントの zip に .exe が入っていました。
- フォントは普通 .ttf や .otf のファイルです。インストーラーのようなファイルが入っている場合は開かずに削除し、公式の配布元から入手し直してください。
- EZPZ のフォント検索からフォントファイルをダウンロードできますか?
- このサイトはフォントファイルを持っていません。作者が配布しているフォントは「公式ページで入手」で作者のページが開き、Google Fonts のフォントは Google Fonts のサーバーから直接受け取ってブラウザーの中で ZIP にまとめます。
最終更新 2026年10月27日 · 2026年10月時点。