WeTransferの使い方と無料版の制限(3GB・30日で10回・保存3日)|大きなファイルの送り先比較

WeTransfer で大きなファイルを送る手順と受け取る手順、無料版でどこまで送れるかを、公式ヘルプで確かめて書いた。相手がダウンロードできない時の対処と、ギガファイル便などほかの送り先との違いは後半にある。

Ashton
使い方

先に断っておく。後半の比較に出てくる EZPZ Drop は、この記事を書いている私たちが作ったものだ。WeTransfer とギガファイル便の数字は、どちらも各社の公式ヘルプと公式サイトから取っている。

WeTransferの使い方(送り方・受け取り方)

WeTransfer はブラウザで使うサービスで、パソコンに何かをインストールする必要はない。公式ヘルプの手順も、wetransfer.com を開くところから始まる。使い方の動画のコメント欄には「ソフトをダウンロードするのではなく、HP上で操作するんですね」と書いた人がいた。名前から転送ソフトのようなものを想像して、ダウンロードするものを探してしまうのは無理もない。

送り方(パソコンのブラウザ)

手順やること
1wetransfer.com を開き、「+」ボタンを押して送りたいファイルを選ぶ
2送り方を決める。相手のメールに届けるなら、自分のメールアドレスと相手のメールアドレスを入れる。リンクだけ欲しいなら、転送画面の左下にある「…」を押して、リンクで送る方法に切り替える
3必要ならタイトルとメッセージを書く
4「Transfer」を押すとアップロードが始まる。アカウントがまだなければ、ここでメールアドレスの確認を求められる。届いた認証コードを貼り付けて「Verify and Send」を押すと送信される

メールで届ける場合、無料版で宛先に入れられるのは1回10人まで(有料プランは50人まで)。複数のアドレスは、スペースかカンマで区切って並べればいい。

はじめて使う人がいちばん落ち着かないのは、送ったあとだ。同じ動画のコメント欄には、こんな感想もあった。

本当に先方に無事に送れたのか不安だった

YouTube のコメント

この不安には、WeTransfer 自身の確認メールが答えてくれる。公式ヘルプによると、送った人には、アップロードが終わった時点で1通、相手がダウンロードした時点で1通、期限の2日前にもう1通が届く。相手のメールに届ける方式で送った場合、この確認メールは止められない仕組みになっている。ダウンロードの確認メールが来るまでは、相手はまだ受け取っていないと考えていい。

受け取り方

受け取る側はアカウントを作らなくていい。公式ヘルプも、ダウンロードにアカウントは要らないと明記している。

どこで受け取るか手順保存される場所
パソコンのブラウザメールの「Get your files」かリンクを開く → Cookie と利用規約に同意する → 「Download all」か、ファイルを選んで個別に落とすたいていは「ダウンロード」フォルダ
iPhone のブラウザ同じ手順で「Download all」をタップ「ファイル」App の iCloud Drive か「このiPhone内」
Android のブラウザ同じ手順「ダウンロード」フォルダ

ダウンロードの進み具合は、WeTransfer の画面ではなくブラウザのダウンロード表示に出る。ボタンを押したあと画面が変わらなくても、ブラウザのダウンロード一覧を見ると進んでいることがある。

無料プランの制限:3GB・30日で10回・保存3日

以前の「登録なしで1回2GBまで」という条件で覚えていると、いまの無料プランでは戸惑う。数え方がまったく違うからだ。公式ヘルプで確かめた条件を並べる。

項目無料プラン
送れる量直近30日で10回まで、または合計3GBまで
数え方暦の月ではなく「過去30日に送った分」で数える。毎月1日に戻るわけではない
保存期間最長3日
送る人アカウントが必要(2024年11月から)。メールに届く認証コードを入れて送る
受け取る人登録不要
メールで届けられる相手1回10人まで

いちばん誤解されやすいのはリセットの時期だ。枠は「過去30日間に送った転送」で計算される。9月5日に1回送ったなら、その1回分が戻るのは30日後の10月5日だ。月が変わっただけでは何も戻らない。

3GBも1回あたりではなく、30日間の合計だ。2GBの動画を1本送れば、その後の30日で送れるのは残り1GBになる。回数と容量のどちらかが先に上限に届けば、そこで止まる。

有料の Starter プランも、回数は30日で10回のままで、容量が合計300GBに増える。料金は公式サイトで確かめてほしい。

受け取る側にいちばん効いてくるのは、保存が最長3日という点だ。金曜の夜に届いたリンクを週明けに開くと、もう消えているかもしれない。

相手がダウンロードできない時

ボタンを押してもダウンロードが始まらない

この画面になったままダウンロードが開始されません

Yahoo!知恵袋

スマホで受け取ろうとして、画面が止まったまま進まなくなった人の質問だ。この人はあとで「パソコンでダウンロードしたらできました」と書いている。スマホで動かないなら、まずパソコンで同じリンクを開いてみるのが早い。

パソコンでも止まる場合について、公式ヘルプは次のような原因を挙げている。

  • 会社のネットワークが WeTransfer をふさいでいる。社内の IT 担当に確かめる。
  • 回線が不安定、またはダウンロード中にパソコンがスリープに入った。終わるまでブラウザを開いたままにする。
  • 保存先の空き容量が足りない。
  • OS やブラウザが古い。
  • ファイアウォール、ウイルス対策ソフト、VPN、ブラウザの拡張機能が邪魔をしている。1つずつ切って試す。
  • ブラウザのキャッシュや Cookie の不具合。消してから、別のブラウザかシークレットモードで開き直す。

iPhoneでは受け取れない?

iPhoneではダウンロード出来ないと言う事でしょうか?

Yahoo!知恵袋

受け取れる。公式ヘルプの案内では、iPhone のブラウザで「Download all」を押すと、ファイルは「ファイル」App の iCloud Drive か「このiPhone内」に保存される。写真や動画でも写真アプリには入らないので、見当たらないときはまず「ファイル」App を開いてみてほしい。

それでも止まるなら、空き容量を疑う。数GBの動画をまとめて受け取ると、iPhone の空きが足りなくなることがあり、公式ヘルプも空き容量不足を失敗の原因に挙げている。パソコンが使えるなら、パソコンで受け取ってから必要なものだけ iPhone に移すほうが確実だ。Android で ZIP が開けないときは、WinZip などのアプリを入れるよう公式ヘルプが案内している。

期限が切れた・切れそう

10/27 までにダウンロードしないとデータが消えてしまいます

Yahoo!知恵袋

期限が迫っているのにダウンロードがうまくいかない、という焦りがそのまま出た質問だ。期限を過ぎると、受け取る側からは取り出せなくなる。公式ヘルプも、期限までに保存するよう書いている。過ぎてしまったら、送った人にもう一度送ってもらうしかない。

送る側にもできることがある。無料版の保存は最長3日なので、相手がすぐには開けないと分かっているなら、保存期間を長く選べるサービスを使うほうがいい。次のギガファイル便がその一つだ。

ギガファイル便との違い

国内のサービスなら、ギガファイル便がある。公式サイトの最初の画面に書かれている条件と、WeTransfer の無料版を並べた。

項目WeTransfer(無料)ギガファイル便
送る人の登録必要(メール認証あり)不要(「ユーザー登録不要」と明記)
送れる量30日で合計3GB、10回まで1ファイル300GBまで、個数は無制限
保存期間最長3日3日〜100日の7種類から選ぶ(初期は7日)
受け取る人の登録不要不要

大きく違うのは、保存期間と送る側の登録だ。相手が数日後にしか開かない、あるいは登録やメール認証の手間を省きたいなら、ギガファイル便のほうが合う。ダウンロード用のパスワードも付けられる。逆に、相手のメールに直接届けたい、ダウンロードされたことを確認メールで知りたいなら、WeTransfer の仕組みが便利だ。

ギガファイル便の条件は、2026年9月に公式サイト(gigafile.nu)で確かめた。

ほかの送り先と比べる

この2つ以外にも選択肢はある。登録が要るか、どれだけ送れてどれだけ残るかを、各サービスの公式ページで確かめて表にした。速度は回線で変わるので比べていない。

サービス送れる量保存期間備考
WeTransfer(無料)30日で10回または合計3GB最長3日送る人は登録が必要
ギガファイル便1ファイル300GB3〜100日から選ぶ(初期7日)登録不要
SwissTransfer最大50GB1・3・7・15・30日から選ぶダウンロード回数を1・20・100・250回から選ぶ
Smash無料でもファイルサイズの上限なし未確認2GBを超える転送は優先なしの順番待ちになる
TransferXL1回5GB1週間無料でも登録が必要
Send Anywhere(6桁キー)50GB保存しない登録不要。キーは10分・1回限りで、2人が同時に接続している必要がある
Send Anywhere(リンク共有)10GB48時間無料アカウントが必要。無料アカウントは月10GBのダウンロード上限あり
Dropbox Transfer2GB7日登録が必要
Google Drive無料15GB(Gmail・フォトと共用)の範囲内消すまで登録が必要
LocalSend上限なし残らない同じ Wi-Fi の中だけ。両方の端末にアプリが必要
PairDrop上限なし残らないブラウザで動く。直接つながらないときは中継サーバーを通る
EZPZ Drop1回4GB最長24時間登録不要。私たちが作ったもの

2026年9月に各サービスの公式ページで確かめた値だ。プランは予告なく変わるので、大事なものを送る前にもう一度確かめてほしい。

中身を誰が読めるかでも違いがある。Send Anywhere の6桁キーはファイルをサーバーに保存しないと公式ヘルプに書かれていて、LocalSend はそもそもサーバーを使わない。PairDrop はオープンソースだが、ルーターの内側で直接つながらないときは運営側の中継サーバーを通るので、「サーバーを一切使わない」とは言えない。WeTransfer、Dropbox Transfer、Google Drive は、サービス側から見て中身が読める形で預けることになる。SwissTransfer、Smash、TransferXL、ギガファイル便については、この点を確かめていない。

メールとチャットが先に詰まる理由

たいていの人は、転送サービスを探す前にメールで詰まる。Gmail の添付は25MBまでで、スマホで撮った動画は1分もあればこれを超える。

ZIP にまとめても、動画や写真はほとんど小さくならない。どちらも保存した時点ですでに圧縮されている形式だからだ。ファイルを分割して何通かに分けて送る手もあるが、受け取った側が全部そろえて元に戻す手間を考えると、リンクを1本送るほうが親切だ。チャットアプリにも1ファイルあたりの上限と保存期間があり、アプリごとに違うので、大きなものを送る前にそのアプリのヘルプを見ておきたい。

自分たちが作ったもの(EZPZ Drop)

EZPZ Drop は、アップロードの前にブラウザの中でファイルを暗号化する。鍵はリンクの # より後ろに入っていて、この部分は仕様上サーバーに送られない。サーバーに残るのは誰にも開けない塊だけだ。同じネットワークにいる相手には、サーバーを通さず端末から端末へ直接送る。アカウントは要らない。

できないことも書いておく。1回4GBまで、保存は最長24時間。相手のメールに届ける機能も、ダウンロードの通知もない。知られていないサービスなので、リンクを受け取った人が戸惑うこともある。容量や保存期間が必要なら、上の表のほかのサービスのほうが合う。

EZPZ Drop を開く

よくある質問

WeTransferの無料版は何回送れますか?いつリセットされますか?
直近30日で10回まで、または合計3GBまでです。毎月1日に戻るのではなく、送った日から30日たつと、その回の分だけ枠が戻ります。
認証コードが届きません。
まず入力したメールアドレスの綴りを確かめてください。次に迷惑メールフォルダを見て、noreply@wetransfer.com を連絡先(信頼できる差出人)に入れてから、もう一度試してください。
受け取る人も登録が必要ですか?
要りません。リンクを開けば、ブラウザで中身を確かめてからダウンロードできます。登録が必要なのは送る側だけです。
間違えて有料プランに登録してしまいました。
ウェブで申し込んだなら、Account settings → Plan and payment → Manage plan と進み、いちばん下の Cancel plan から Cancel subscription を選びます。App Store や Google Play で払った場合は、そのストア側で解約します。返金の申請は、週払い・月払いなら請求から20日以内、年払いなら60日以内です。App Store の分は Apple(reportaproblem.apple.com)へ、Google Play の分は WeTransfer のサポートへ申請します。過去6か月以内に返金を受けていると対象外です。解約後も、アップロード済みの転送は28日間残ります。
会社のネットワークで転送サイトがふさがれています。
多くの会社がこうしたサイトを遮断していて、WeTransfer の公式ヘルプもまず社内の IT 担当に確かめるよう案内しています。会社が用意している経路を使ってください。回避しようとすると、ファイルより大きな問題になります。

最終更新 2026年9月30日

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